2009年8月1日土曜日

ACLS 頻脈のアルゴリズム

ACLS 頻脈のアルゴリズム 090802
____________
●HR
洞性頻脈:100~130が多い
心拍150以上で、症候性となること多い。心拍数に比例する。
基礎疾患があると、より低い心拍数で症状をきたす。
●AFではHR150となること多い。★
●不安定の症状:意識障害、失神、持続する胸部不快、息切れ
●モニターのパッドの貼る位置:右肩:白 肋骨:赤 左肩(残りの色)
●毎回Syncを押さないと、非同期に戻る なぜなら突然VFになったときに除細動できるように
●ショックの適応
<同期下ショック> ★不安定なリエントリー性SVT、VTには同期下ショックが最適
・脈拍のある 不安定な 頻脈 (不安定なVT
・症候の安定している頻脈(?安定 広いQRS 規則的 頻脈=安定VT のときの待機的CV)
<非同期>
・脈拍がない(無脈性)
・重度ショック、多形性VT=心停止前の状態
・不安定な VTで太字 単形性か多形性か不確か
●単相性同期下ショックの例
Af:100~200J、300J、 360J ★(同期できるの?)
安定している単相性VT:    100J 200J 300J 360J
その他のSVT,AF:    50J、100J、200J 300J 360J
多形性VTで不安定:VFとして高エネルギー量のショック (? 非同期だよね?)
____________
・ABCチェックして
・OM→I :OMを行う、改善なければ、安定・不安定に分けてIVルートキープ
◎不安定のとき 『不安定のときは、たいていHR150以上ある。12誘導取る前に、同期下CV
  ≫ただちに同期下CV(4) 
  ≫意識ある時は鎮痛薬
  ≫(相考慮)
  →無脈性心停止が生じた場合
   ≫【無脈性心停止のアルゴリズムへ】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(不安定で 広いQRS 頻拍=VTでないと証明されるまではVTとみなす)
◆不安定で 規則的 均一な 広いQRS=単形性VT
 (不安定=不安定だとしても、脈拍がある場合) なので、VTとしてCVを考慮する)
  ≫同期下CV 100J →200J→300J→360J
◆不安定で 多形性VT=VFとみなす
 『不安定で 規則的 非均一 広いQRS』
  ≫高エネルギー 非同期下 ショック
◇不安定で 単形性か多形性か不確かな場合
  ≫高エネルギー 非同期下 ショック
                  『心臓の再分極中に低エネルギー量ショックを行うとVF誘発するから』
■不安定 狭いQRS のSVT
  ≫同期下 CV 
  ≫準備中にアデノシン
❖Af 単相性波形で100~200J 二相性で100~120J
❖AF、SVT 単相性 50~100J 
◎安定のとき
・QRS波形:広い
 ●規則的
   →心室頻拍VT または
   →不確定な心リズム
    ≫アミオダロン150mgを10分かけてIV 反復投与
    ≫待機的同期下CV
   →変行伝導を伴う上室頻拍SVT
    ≫アデノシン投与
    ≫【7へ】    
 ●不規則
   →変行伝導のあるAf
    ≫不規則な狭いQRS頻拍を参照【11へ】【=Af など≫RateControl】
   →WPWのAf
    ≫(相推奨)
    ≫房室結節遮断薬(アデノシン、ジゴキシン、ジルチアぜム、ベラパミル)
    ≫抗不整脈薬(アミオダロン150mg 10分で)
   →再発性多形性心室頻拍VT
    ≫(相)
   →TdP
    ≫マグネシウム投与1~2gを5~60分投与
・QRS波形 狭い(0.12s以下)
 ●規則的
    ≫迷走神経反射
    ≫アデノシン6mg急速IV、12mg2回まで
 (転換)
   →リエントリー性SVT
    ≫再発を監視
    ≫再発時はアデノシンまたは、長時間作動型房室結節切断薬(ジルチアゼム、βBlocker)
 (転換しない)
   →AF
   →異所性AT
   →接合部頻拍
    ≫RateControl(ジルチアゼム、βBlocker)
    ≫基礎疾患治療
    ≫(相考慮)
 ●不規則 
   →Af
   (→AF)
   (→多源性心房頻拍AT)
    ≫(相考慮)
    ≫RateControl(ジルチアゼム、βBlocker)
___________
★薬剤について
RateControl
・ジルチアゼム=ヘルベッサー (CaBlocker)
            ワソラン=ベラパミル (CaBlocker)
・βBlocker=
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090801 Edi
●HR
洞性頻脈:100~130が多い
心拍150以上で、症候性となること多い。心拍数に比例する。
基礎疾患があると、より低い心拍数で症状をきたす。
●AFではHR150となること多い。★
●不安定の症状:意識障害、失神、持続する胸部不快、息切れ
●モニターのパッドの貼る位置:右肩:白 肋骨:赤 左肩(残りの色)
●毎回Syncを押さないと、非同期に戻る なぜなら突然VFになったときに除細動できるように
●ショックの適応
<同期下ショック> ★不安定なリエントリー性SVT、VTには同期下ショックが最適
・脈拍のある 不安定な 頻脈 (不安定なVT
・症候の安定している頻脈(?安定 広いQRS 規則的 頻脈=安定VT のときの待機的CV)
<非同期>
・脈拍がない(無脈性)
・重度ショック、多形性VT=心停止前の状態
・不安定な VTで太字 単形性か多形性か不確か
●単相性同期下ショックの例
Af:100~200J、300J、 360J ★(同期できるの?)
安定している単相性VT:    100J 200J 300J 360J
その他のSVT,AF:    50J、100J、200J 300J 360J
多形性VTで不安定:VFとして高エネルギー量のショック (? 非同期だよね?)
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・ABCチェックして
・OM→I :OMを行う、改善なければ、安定・不安定に分けてIVルートキープ
◎不安定のとき 『不安定のときは、たいていHR150以上ある。12誘導取る前に、同期下CV
  ≫ただちに同期下CV(4) 
  ≫意識ある時は鎮痛薬
  ≫(相考慮)
  →無脈性心停止が生じた場合
   ≫【無脈性心停止のアルゴリズムへ】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(不安定で 広いQRS 頻拍=VTでないと証明されるまではVTとみなす)
◆不安定で 規則的 均一な 広いQRS=単形性VT
 (不安定=不安定だとしても、脈拍がある場合) なので、VTとしてCVを考慮する)
  ≫同期下CV 100J →200J→300J→360J
◆不安定で 多形性VT=VFとみなす
 『不安定で 規則的 非均一 広いQRS』
  ≫高エネルギー 非同期下 ショック
◇不安定で 単形性か多形性か不確かな場合
  ≫高エネルギー 非同期下 ショック
                  『心臓の再分極中に低エネルギー量ショックを行うとVF誘発するから』
■不安定 狭いQRS のSVT
  ≫同期下 CV 
  ≫準備中にアデノシン
❖Af 単相性波形で100~200J 二相性で100~120J
❖AF、SVT 単相性 50~100J 
◎安定のとき
・QRS波形:広い
 ●規則的
   →心室頻拍VT または
   →不確定な心リズム
    ≫アミオダロン150mgを10分かけてIV 反復投与
    ≫待機的同期下CV
   →変行伝導を伴う上室頻拍SVT
    ≫アデノシン投与
    ≫【7へ】    
 ●不規則
   →変行伝導のあるAf
    ≫不規則な狭いQRS頻拍を参照【11へ】【=Af など≫RateControl】
   →WPWのAf
    ≫(相推奨)
    ≫房室結節遮断薬(アデノシン、ジゴキシン、ジルチアぜム、ベラパミル)
    ≫抗不整脈薬(アミオダロン150mg 10分で)
   →再発性多形性心室頻拍VT
    ≫(相)
   →TdP
    ≫マグネシウム投与1~2gを5~60分投与
・QRS波形 狭い(0.12s以下)
 ●規則的
    ≫迷走神経反射
    ≫アデノシン6mg急速IV、12mg2回まで
 (転換)
   →リエントリー性SVT
    ≫再発を監視
    ≫再発時はアデノシンまたは、長時間作動型房室結節切断薬(ジルチアゼム、βBlocker)
 (転換しない)
   →AF
   →異所性AT
   →接合部頻拍
    ≫RateControl(ジルチアゼム、βBlocker)
    ≫基礎疾患治療
    ≫(相考慮)
 ●不規則 
   →Af
   (→AF)
   (→多源性心房頻拍AT)
    ≫(相考慮)
    ≫RateControl(ジルチアゼム、βBlocker)
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