2009年7月20日月曜日

Ca濃度調節 PTH カルシトニン

  骨        骨量Upさせる=カルシトニン=Caの骨からの流出を抑制=〔Ca〕は下がる   ↓             Ca++     〔Ca〕Upさせる=PTH=骨からCa溶出させる、腸からのCa吸収Up   ●カルシトニンは、血液中のカルシウム濃度が高くなると分泌が高まり、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えるようにはたらく。鎮痛作用もある。 ●副甲状腺ホルモンは、血液中のカルシウム濃度が低下すると分泌が高まり、骨に含まれているカルシウムを取り出し、腸からのカルシウムの吸収を促進することによって、血液中のカルシウムを増やすはたらく。 =========== 副甲状腺ホルモン(PTH)は、副甲状腺から分泌されるホルモンのことで、甲状腺から分泌されるカルシトニンというホルモンやビタミンDとともに、血液中や体液中のカルシウム濃度を一定に保っています。 ●カルシトニンは、血液中のカルシウム濃度が高くなると分泌が高まり、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えるようにはたらきます。 ●副甲状腺ホルモンは、血液中のカルシウム濃度が低下すると分泌が高まり、骨に含まれているカルシウムを取り出し、腸からのカルシウムの吸収を促進することによって、血液中のカルシウムを増やすはたらきをしています。このように、二つのホルモンがバランスよくはたらくことによって、血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれているのです。 副甲状腺ホルモンを調べると何がわかるのか?副甲状腺ホルモンは、カルシトニンやビタミンDと共に生体内のカルシウムおよびリン酸代謝を調整する重要なホルモンです。副甲状腺ホルモンは骨と腎臓が標的器官ですが、ビタミンDの活性化を介して間接的に腸管にも作用しています。 したがって、血液中の副甲状腺ホルモン濃度の測定は、カルシウムおよびリン酸代謝に関与するこれら各臓器の機能を検査する上で重要な指標となっています。また、腎不全患者の場合、続発性副甲状腺機能亢進症による腎性骨異栄養症を評価するためにも使用します。 副甲状腺ホルモンはどのように検査するのか?血液を採取して調べます。副甲状腺ホルモンは、血中へ分泌された後、速やかに分解されるため、PTH-C(パラサイロホルモンC末端)、PTH-M(パラサイロホルモン中央部)、intact PTH(全分子PTH)として測定します。多くの場合、どの部分を測定しても判定には大きな影響はありませんが、基準値は測定する部分によって変わるので、注意が必要です。なお、検査の数値に影響を及ぼす恐れがあるので、採血の2~3日前からカルシウム剤の服用は避けてください。 基準値 PTH-C…150pg/ml以下 PTH-M…180~560pg/ml Intact PTH…10~60pg/ml 異常があったらどうするか?血液中のカルシウムとリン、尿中のカルシウムとリン、アルカリホスファターゼなどを調べて病気を診断します。血中カルシウム濃度の低下が認められる場合に副甲状腺機能低下症を考える必要があります。副甲状腺ホルモンは、血中カルシウム濃度を上昇させると共に、リン濃度を低下させる作用を有しています。このため副甲状腺機能低下症では、低カルシウム血症と共に高リン血症が認められます。ただし低カルシウム血症、高リン血症は、慢性腎不全でも生じます。したがって、低カルシウム、高リン血症を示し、腎機能が悪くない場合に、副甲状腺機能低下症と診断されます。 異常な場合に疑われる病気 高値…副甲状腺機能亢進症、慢性腎不全、低カルシウム血症、ビタミンK欠乏症、骨粗しょう症、骨軟化症など 低値…副甲状腺機能低下症、悪性腫瘍の骨転移、高カルシウム血症など

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