2009年10月15日木曜日

小児 急性脳炎 急性脳症

■定義 急性脳炎:脳実質の炎症(血管周囲の細胞浸潤 壊死 グリア増殖)に起因する病態 急性脳症:非炎症性の脳浮腫を主体とする。 ⇒感染を契機に発症し急激な経過で意識障害、けいれん、などの中枢神経症状を呈する病態の総称であり、区別することは困難。
■分類
急性壊死性脳症 ANE
痙攣重積型脳症 AEFCSE
二層性けいれんと遅発性の拡散低下を呈する急性脳症 AESD
可逆性の脳梁膨大部病変を有する脳炎脳症 MERS
■治療 MDLミダゾラム

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インフルエンザ脳症
P.16 症候群分類のくだりより抜粋
A. 急性の臨床経過、びまん性脳浮腫、多臓器障害・血液障害をともないやすい脳症
(1) 急性壊死性脳症
(2) Hemorrhagic shock and encephalopathy(出血性ショック脳症)症候群
(3) その他(Reye様症候群、急性脳腫脹型急性脳症など)
B. 亜急性・二相性の臨床経過、限局性脳浮腫、大脳皮質機能障害を
ともないやすい脳症(けいれん重積型)
C. 先天代謝異常症および類縁の症候群
(ア)先天代謝異常症
(イ)古典的Reye症候群
D. その他の症候群

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