2010年3月24日水曜日

HPVのワクチンについて  サーバリックス 
①接種中に妊娠したら?
→妊娠する可能性があるなら、延期する。妊娠したら、中止する。
②接種年齢は?
→10歳から40歳代ぐらいまで。
(40歳代以降ではようやく自然免疫が付き始めるから。粘膜感染なので、免疫が付きにくい。)


③引き続き、検診は必要
15種類の発がん性HPVのうち、2種類のウイルス型を含むワクチンでしかないため。


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http://www.futaba-cl.com/main03-cervarix.htm このほうが参考になる。


 HPVは、120種類以上確認されています。HPVのなかでも、現時点で約20種類が悪性腫瘍との関連が指摘されています。特に悪性度の高い約15種類が発がん性HPVと呼ばれています。子宮頚がん発現にかかわるタイプとして、HPV-16,18の感染が重要です。20~30歳代の日本人女性の調査では、HPVが認められた場合の7~8割は HPV-16かHPV-18です。

http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_07/P1000585.html
発がん性HPVには 15種類ほどの型があり3、中でもHPV16型と18型は子宮頸がんから多く見つかる型で、日本では全年齢では約60%ですが4、20~30歳代では80~90%を占めています4。発がん性HPVは8割もの女性が一生のうちに一度は感染するという、ありふれたウイルスですが、ほとんどの場合は感染してもウイルスが自然に排除されるため、子宮頸がんを発症するのは感染した女性の1%未満と考えられています5。一方で、自然感染しても十分に抗体価が上昇しないため、同じ型のウイルスに何度も感染する可能性があります6。そこで高い抗体価を維持する方法としてワクチンの開発が望まれていました。
①添付文書
①添付文書

妊婦、産婦、授乳婦等への接種


1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人への接種は妊娠終了まで延期することが望ましい。[妊娠中の接種に関する有効性及び安全性は確立していない。]
2.
授乳中の接種に関する安全性は確立していないので、授乳婦には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。[ラットにおいて、抗HPV-16抗体あるいは抗HPV-18抗体が乳汁中に移行することが報告されている。]
10歳以上の女性に、通常、1回0.5mLを0、1、6ヵ月後に3回、上腕の三角筋部に筋肉内接種する。

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