2009年10月14日水曜日
B型肝炎
B肝炎
一過性感染
ふけんせい・急性肝炎・劇症肝炎などがるが、HBs抗体ができて免疫が獲得される
(ごく微量のウイルス残存はあるとわかってきた)
(HBsは中和抗体)
慢性肝炎
通常6ヵ月以上肝炎が続いている状態。
慢性肝炎患者の多くは、出産時や幼児期に感染した無症候性キャリアからの発症。
ジェノタイプBやCのB型肝炎ー一過性感染により発症する急性肝炎から、慢性肝炎に移行することはない
ジェノタイプAのHBVに感染した場合ー慢性化する可能性が高くなる
抗体について
・HBs抗体は HBVに対する中和抗体
HBs抗原が経過とともに減少、消失し、HBs抗体が出現してくる。
まれには、HBs抗原の抗原決定領域に変異があるために、HBs抗原が検出 されないことがある。
HBVによる劇症肝炎の場合も、診療が開始された時点では既に HBs抗原が消失していることがある。
⇒診断の際には、IgG-HBc・IgM-HBc抗体価を合わせて測定すること
(HBs抗原陰性でもIgM-HBc抗体が高力価であれ ばHBVキャリアを疑い⇒HBV DNAの検出などを行う。
HBc抗体は中和抗体ではない!!
IgG-HBc抗体陽性の場合、現在HBVに感染している場合と、既に治癒している場合の両方の可能性がある)
・HBe抗原
HBV増殖時に産生される。
肝内でのウイルス増殖 が盛んで血中にウイルスが多量に存在し、感染性も強い。
HBV陽性血清の感染力の評価、HBV感染の自然経過の解析、抗ウイルス薬による治療 効果予測と効果判定 →HBV DNAの定量、および塩基配列の解析が必要である。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/K04_15/kansen01.gif
・検査値
■HBe抗原 陰 性:0.9以下(RIA法)
判定保留:1.0~1.9かつHBe抗体30%以上
HBe抗体 陰 性:29%以下(RIA法)
判定保留:30~69%
■異常値の解釈
HBe抗原陽性 HBVの活動性が高く(増殖状態)、血液中にHBV量が多い状態で、感染力が強いことを示します。
HBe抗体陽性 HBVウイルスの量や活動性が低下していることを示します。
無症候性HBVキャリア、B型慢性肝炎の非活動期の可能性が
■HBV-DNA
0.70 Meq/mL未満(bDNA法)<昔の方法>
3.7 LGE/mL未満(TMA法) <以下二つは高精度>
2.6 log コピー/mL未満(PCR法) *各々の測定法の検出限界値を示しています。
■異常値の解釈
高い場合 B型肝炎、無症候性HBVキャリアである可能性があります。
____________________
1)肝炎。COM
http://www.bkanen.net/info_03.html
2)IDWR
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/K04_15/k04_15.html
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/K04_15/kansen01.gif
3)B肝炎? ガイドライン
http://www.jsh.or.jp/citizen/guidance/book02.pdf
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